眉間のシワは30本

頑張るよ、私

馬鹿な女の子

好きって絶対言ってくれなかったなあ

わたしから好きっていうことはあっても確かにあなたから好きって言ってくれたことはなかったなあ

そうじゃん最初から好きだったのは私だけだったんじゃん。好きなのは結局最初から最後まで私だけだったんじゃんか。

お揃いで付けたかったからあげたブレスレットも、私といる時は確かにつけてくれてはいたけど、私といない時は絶対に付けてなかったじゃんか。

なんで、私ちゃんと気付いてたはずなのに、なんで今更やっぱりそうだったんだってなって全部思い出しちゃうんだろう。だって、好きだったんだもん。それでも好きなのは最初から最後まで私だけだったんだもん。私って本当にバカだ、私ったら、本当にバカだった。

終わった後にぜーんぶグルグル思い出して涙が止まらないとか良くある歌詞の一文みたいで本当にダサい。ちゃんと気付いてたはずなのに、最後まで気付いてたはずなのに最後まで見て見ぬふりしてたのは私なんだよ。うー、もううるさいよ。私だって分かってたんだよ。分かってたもん

ねえちゃんとぎこちなく笑っていられたかなあ、私。ねえ、ちゃんと笑っていられたかなあ。ちゃんと、ちゃんと好きだったよって言えたかなあ。分かんない、私どんな顔してたんだろう。分かんないよ。

うるさいうるさい、もうやめてよね、私が馬鹿だった。それでいんでしょ、それが欲しかったんでしょ。ああもう、ちゃんと分かってるよ