眉間のシワは30本

頑張るよ、私

いろいろ

東京でも田舎なとこって結構あるなー

北海道よりは明らかに都会だけど

知らないことだらけだった

結局いつも見えてるものって一部にしかすぎないんだな

それ以上深いものは必ずある

人の気持ちでも、出来事でもなんでもだと思う

終わった頃に好きだったとこばっか思い出すことだってある

結局なんだかんだ言いながら全てが好きだったんだって思い知らされた

だった、で全て片付けられるだけまだマシか

きっと知らないことだらけだったんだろうな

言葉だけが全てだなんて、そんなことないし言葉に限らないよね

我慢させてしまっていたのだろうな

じゃああの時の言葉って本当は全部嘘だったのかな

じゃあ、あの時くれた言葉たちってなんだったんだろう

マクドナルドのコーラより全然薄かった

好きとか嫌いってなんだったんだろ

好きとか好きじゃないとかそういう言葉ってなんのためにあったんだろう

忘れよう

忘れようね

なんぼんだ、ひとさしゆびは

ゆっくりしていて何も考えなくていい曲が好き

麻薬みたいだからきもちがぜんぶおちつく

タバコも別に美味しくないけど、

こういうのもまだいいよね、いつか大人になるんだから

タバコなんてやめなってみんな言うけど、きっとまだむりだなあ

身代わりだし忘れないためだ

ずっと忘れないためだから

ずっとずっと忘れないためだから

あのときの言葉

あの時のことばって嘘じゃなくてちゃんと本当だった

1+1=2だけじゃなかった

ほんとはたくさん答えってあった

きっとさ、大人になるってこう言うことだったんだね


でも、みんながみんな悪い人じゃないからみんなのいいとこみてちゃんとみんなを愛してあげたいね

その人なりの考えってあるんだよね、否定しちゃダメだよな。

きっと言いたいことも言えずに隠して泣いてる人ってたくさんいるんだから、わたしたちがどうこう言っちゃいけないんだよね

私のこと嫌いな人も、憎んでる人も、恨んでる人も、みんながみんな幸せになれますように

そうやって、あのときのことばが今の私の支えになっている

地獄

中学生の時は本当に死にたかった 毎日地獄みたいな日々だったな 何を楽しみにして何を頑張って生きたらいいのか本当に分からなかった 私は何かに依存しなきゃ生きていけない人間だっていうことにも気付いた
何回も家出して警察に補導されて警察官に「うるせーよお前みたいなのには何も分からないんだろうな」って泣きながら叫んだ日もあったな 
早かったなーこんな日々もあっという間に過ぎてしまった 傷だらけの腕でたくさん血液採取されてそれ見ながらクソ人生だなはやく死のーって決めたことを今でも思い出す
精一杯何かに縋ろうとしても結局全部ダメになる 何も残んないし笑える、笑えない
でも当事者にしか分からないことってあるよね 死にたくて片手にカッター持ちながら3日も何もせず泣きながら過ごしたことのある人にしか分からないことってきっとあるんだと思う 気づいたら3日も経ってて怖かったもんな
でもさ きっと言葉って救いだよ 私は誰かの思いや言葉に毎日救われてる 人を苦しめる言葉なんて使っちゃいけないよ 自分だってそれぞれ何でもいいけど「苦しみ」を知ってるんなら尚更だよ 
だからこんな緩やかな幸せを感じられる日々がこれからも続きますように 
もうあんな地獄を味わうことのありませんように

惰性で生きている間に、あの子の年齢を追い抜いてしまっていたみたいだ

彼女への興味は好奇心の一端に過ぎなかったのだ。当時の私には、彼女の感情がとても魅力的であった。それと同時に、私にはあまりにも刺激的であった。

知らない薬の名前が羅列されたその日記に、孤独が隠されていることに気付くことが出来たのは、もう少し後になってからだった。

血眼になって覚えた薬たちの名前が頭にぷかぷかと浮かぶ。それは全て彼女から学んだ名前だ。見たこともかじった事もない、マカロンのような色の薬たちは、私の孤独を助ける。

わたしは、見つめる先にある真鱈模様の天井が好きだった。保健室の無機質なベッドが好きだった。静かな部屋に響くペンの音が好きだった。呼吸の一つ一つを味わった。頭に浮かぶ一つ一つの言葉を優しく抱きしめた。皆が同じ空間で同じ時間を過ごす中、一人でたわいもないことを考え自分で自分の孤独を救う。現実から乖離されたこの空間は、あまりにも時が進むのが早く、愛おしいものであった。

その愛おしい時間は、天井の奥からガタガタと鳴り響く椅子の音により崩れ落ちる。一気に現実へと引き返されるのである。彼女に憧れ姿を追う私はただの精神疾患者ということ、何にもならない、誰にも必要とされない、上位互換のたくさん存在してる現実に私の生きる意味は、何処にあるのだろう。考えるたび、壊れていく感覚が私を支配した。

その感情は、カーテンの開く音で奥の方に押さえ込まれる。ふと我に帰った私に先生は尋ねた。内容は分からない、私がどう返したのかも知らない。会話の内容を覚えられるほど、今は余裕がない。孤独を救うのに一杯一杯だから。


あなたはキスマークを付けるのが下手だった

そんな薄いキスマークじゃあ私があなたのものだって証拠は2日も経てば消えてしまうんだよ

間違ってるのは私の方だったのね

間違っていたのは結局私の方だったんだ

ねえ、あんなに伝えてくれた言葉って全て嘘だったのかな

過ぎてから思い返せば全てが映画のワンシーンみたいに感じるね

ねえ、あの時の思いとか気持ちって最初から全部嘘だったのかなあ

あなたに伝えられなかった言葉たちが全て泡のように消えていくよ、愛していたよ、愛してたよ

そうだな、今日は帰りにケーキとかでも買っちゃおうかな。

甘いものって苦手だけど今日だけは食べてみようかな

なんてさ

なんて、こんなこと考えても何にもなんないのになあ

大丈夫、大丈夫だよ私

そうやって今日も、キスマークを付けるのが下手だったあなたの影を思い出す